| 最終更新日: 02/06/2012
お約束の[サイト定義]は面倒くさがらずに
ソフトをインストールしたら、さっそく新しいファイルを作ってみたくなります。ソフトのさまざまな機能を使いながら、「ああでもない、こうでもない」と試行錯誤しながらすぐにドキュメントを作りたい!という方々もいらっしゃることでしょう。
Dreamweaverに関しては、この方法はちょっとキケンです。後から大量の修正に泣きを見ることになり、「ああ……。あのときに手を抜かなきゃよかった」となってしまいがち。Dreamweaverの鉄則は、「急がば回れ」。この一言に尽きます。
面倒くさがらずに後回しにせずに、手順も管理しつつ進めていくのがベストです。手順管理にはマインドマップが便利ですよ。
Dreamweaverを起動する前に、まずはサイトの設計図を作ります。設計図は、手書きをおススメします。頭の中に出てくる意見を片っ端から書いてみてください。きれいに書く必要はありません。頭の中に出てくるものをどんどん書き出していきます。
どんなサイトにしたいの? どんな人に読んでもらいたい? このサイトで表現したいことはなに?……etc。とにかく片っ端から書いていきましょう。
おおよそが固まったら、サイト設計図を清書して、フォルダーやファイル、スタイルシートなどの名前の付け方をしっかり文書化します。
このあたりの詳しいお話はまた後日改めてお話することにして、その「サイト設計図が出来上がった」ことを前提にして、Dreamweaverでの手順をご紹介します。
ということで。
Dreamweaverをインストールしたら、真っ先に行うのが[サイト定義]です。
●[サイト定義]は、なんのため?
そもそも[サイト定義]は、なんのために行うのでしょうか?
[サイト定義]は、「akirakanariというサイトを作りますので、Dreamweaverさん、背後でのチェックをよろしくお願いします」と宣言するために行います。
会社にしても学校にしても、最初に「どこの所属?」であるかを決めますよね。「今日は営業部だったけれど、明日は企画部、明後日は経理部」などということはありません。同様に、「どこの所属の誰それ」であることをDreamweaverに記憶してもらうのです。それが、[サイト定義]です。
ファイルを実際のリモートフォルダーにアップロードする際、対象になるのは[サイト定義]で定義されているフォルダーです。
Dreamweaver CS4までの[サイト定義]画面は設定項目がたくさんあって一苦労でしたが、CS5以後、とてもシンプルに改良されています。 最初に設定しなければならないのは、以下の2つのみです。
・このサイトは、なんという名前ですか?
・データを収納するフォルダーはどれですか?
そうなのです、最初に設定するのはこの2つのみ。この2つだけをとにかくしっかりと設定してしまいましょう。
サイト名は、わかりやすい名前を。日本語も使えます。ただし、サイト定義ファイルを書き出すときに文字化けする恐れがあるので、英語表記のほうがよいかもしれません。今回の例題では敢えて日本語を使っています。
フォルダーは、新たなフォルダーを作りつつ登録することも、既存フォルダーを指定することも、どちらも可能です。すでにフォルダーがある場合は、[ローカルルートフォルダー]右横のフォルダーアイコンをクリックしてそのフォルダーを指定します。
Windowsの場合、[開く]ボタンが表示されている間はしつっこくボタンを押して、[選択]ボタンに変わるまで繰り返してください。「うまくいかない」という場合には、直接、フォルダーの所在地(パス)を[ローカルルートフォルダ―]欄に入力してもOKです。
「新しいフォルダーを作っていない……」というときは、[ローカルルートフォルダ―]欄に、たとえば「C\akirakanaru\」のようにパスの位置情報も含めて入力します。指定した場所に新しいフォルダーが自動作成されます。例題の場合は、Cドライブ直下にakirakanaruという名前の新しいフォルダーが自動作成されます。もちろん、[ローカルルートフォルダ―]右横のフォルダーアイコンをクリックして、所定の位置に新規フォルダ―を作ることも可能です。
フォルダー名は英語で。パスに使えない文字はフォルダー名にも使えませんので注意してください。
●CS4までの[サイト定義]画面
なお、CS4までは[サイト定義]ダイアログでは2つの画面がありました。[サイト]メニューの[新規サイト]を選択すると、[基本]または[詳細設定]のどちらかの画面が出てきます。[基本]画面が表示されてしまったときは[詳細設定]タブをクリックして[詳細設定]画面を表示して、2つの設定だけを行ってください。

はい、これでオシマイです。この2つを設定して[OK]ボタンをクリックすると、あとはDreamweaverが自動的にサイト名とフォルダーの関係を認識して、その結果を[ファイル]パネルに表示してくれます。サイト名が表示され、サイトの中身が[ファイル]パネルに表示されましたね。
以後、Dreamweaver上でページを作ったら、このフォルダ―内にデータを保存していきます。すると、[ファイル]パネルにも反映され、以後、Dreamweaverは、このフォルダ―内の中身をずっと監視してくれるようになるのです。
さあ、これで、Dreamweaverでサイトを制作する準備が整いました。どんどん新規ファイルを作ってページをこしらえて、作り込んでいきましょう。
●もっと詳しい解説はこちら

Dreamweaver効率的サイトデザイン術
(マイナビ /ISBN978-4-8399-3680-8)